JFLに入団した高卒ルーキーの成長物語、三羽省吾「ヘダップ!」。サッカーの青春スポ根小説でした。

スポンサーリンク

こんにちは!

私、格闘技ものの小説は好きですが、その他のスポーツ小説をあまり読んでいないことに気が付きました。最近読んだのは…何年前かわからないですが、おそらく、あさのあつこさんの「バッテリー」です…。

スポーツ小説、きらいではないですが、どうしても、ノンフィクションの方が面白いと感じてしまいます。テレビでも「バース・デイ」や「消えた天才」などを見てしまい、事実は小説より奇なり的な選手の物語に惹かれます。

そんな私がひさしぶりに、スポーツ小説、しかも初読みの作家さんの本を読みました。

ヘダップ!

【あらすじ】

桐山勇、18歳。かなりの天狗。J1所属のチームに入団が内定していたが、“ある噂”により取り消される。仕方なくこの春から、JFLの武山FCへ腰掛けのつもりで入ることになった。父と姉を残し向かった新天地で、天狗の鼻はぽきりと折れる…。

著者、三羽省吾(みつばしょうご)さんは、1968年岡山市生まれ。広告代理店に就職後、3年で退社し、肉体労働等、職を転々として、2002年に作家デビューした方でした。小説も10冊以上出されているのに、私は今まで出会っていなかったとは…ホント、読書っておもしろいですよね。

あまりサッカーのことは詳しくなく、JFLという組織とそこに所属する選手の環境を、この本を読んで知りました。

ざっくり日本のサッカー界はプラミッド型で、トップリーグがJ1で、その下位に、J2、J3リーグ、その下が、JFL(日本フットボールリーグ)となっているようです。プロ野球で言う、四国アイランドリーグといった感じでしょうか。

主人公、桐山勇の武山FCへの入団契約内容は、単年アマチュア契約で、契約金も年俸もないが、遠征の交通費はチーム負担である他、出場給、勝利給、ゴール給、敢闘給があり、就職先はチームのスポンサー企業のスーパーマーケット「武山マート」です。朝練後に仕事をして、午後3時前後に仕事をあがり、練習をさせてもらっています。

小中高を通じて、常にエースストライカーだった勇。しかし、天狗と言っても、勇は、田舎の公立高校でインターハイ地区予選準決勝敗退、その他、県大会で優勝したことがないチームの出身。また入団後、突然のボランチに転向させられます。

“ある噂”とは何なのか?勇は活躍できるのか、武山FCは?と、続きが読みたくなり、一気読みしてしまった面白さでした。三羽省吾さんの作品、次回も読みたくなりました。

本の題名の「ヘダップ!」は、「Heads Up!」「顔上げろ!周り見ろ!」です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました